うつ病の症状って?

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違ったタイプの傾向

うつ病は一般的に、症状として何もしたくないという意欲の低下や、感情をコントロール出来ない気分障害に悩まされることが多く、傍から見ても確実に心配になるほど無気力に見える生活になる可能性もあります。そして、そのイメージはすでにかなり一般に浸透していて、うつ病とは無気力になる症状が見られる、というような認識が比較的一般になされているという点に注目できます。
そして、今うつ病の症状について考えるとするなら、その一般的な認識とは違う症状が見られるようになってきているという点も見逃せません。なぜなら、従来の無気力な症状とは全く違う、新たなタイプのうつ病が登場してきているからです。最近では新型うつ病などの表現がなされて治療を行うようになっていますが、新型うつ病の症状についてはまだまだ一般的な認知がなされていないのが問題です。
そこで、今うつ病について考えるなら、周りに苦しんでいる人がいるなら、新型の症状に悩まされている可能性があることも視野にいれる必要があります。

一般的なうつ病と新型うつ病の間に見られる違い、それは、無気力さが見られないというところにあります。たしかに、仕事のような悩みの原因に直面するとうつ病のような症状が現れるものの、その悩みの原因がなくなるとすっかり元気になるという特徴があります。
その結果、本人としてはとても悩んでいるものの、周囲から見れば明らかに怠惰なだけだ、という判断や評価がなされることが少なくありません。そして、社会生活への順応が難しくなる結果に着地してしまいやすくなります。
非定型うつ病における、苦しいことにあからさまな拒絶反応を見せて、楽しいことはいくらでも受け入れられるという症状と共通しているのが、新型うつ病の特徴です。

原因から考えると、非定型うつ病の治療に活用される手法が、症状の改善には応用できるという傾向にあります。精神的な未熟さを見なおして磨くのはもちろん大切ですが、生活習慣を改善する取り組みも効果的だと言われています。
従来のうつ病が睡眠障害として、眠れない、寝てもすぐ目が覚める、などの症状を発するのに対して、新型うつ病や非定型うつ病においては、過眠の症状が見られる傾向にあります。そこで、まずは睡眠のリズムを整えることが大切です。同時に、食事のリズムも整えて、まずは脳に規則正しい生活を学習し直す取り組みが大切です。
そのためには日光を浴びるような生活習慣の改善も大切で、小さな積み重ねから自分を変えていくことができるように、自分で自分を律する必要があります。また、周囲の関係者も、基本的には優しく励ますアプローチを行いますが、心は厳しく接するのが大切です。強く当たるのではなくとも、多少の励ましや厳しさが、新型うつ病や非定型うつ病においては改善の鍵となります。従来はタブーとされてきた励ましが、ここでは大切なアプローチになります。
もちろん、クリニックに通って専門的なアドバイスを受けるのも欠かせません。様々な改善方法を取り入れて、新しい自分になれた頃には、すっかり症状は治っているはずです。